「伝えるべきもの、守るべきもの」
寄り道ついでに富士フィルムスクエアで芳賀日出男さんの写真展「伝えるべきもの、守るべきもの」があったので観に行きました。
六本木はなかなか厳めしいとこなので僕みたいな田舎っぺはほぼいったことがないんですが、何気に出雲大社の分社があったりして侮れません。で、妙に気になってトークイベントに行ってみました。
イベントでは、普段入れないようなところに入って写真を撮るために、何度も何度も訪れて信頼関係を気付き、村人の許しを得てようやく撮影できた、ということを言っていたのですが、
ある種、日出男さん自身が村人にとっての「マレビト」だったのではないのか、ということをポンと思いつきました。これが僕が直接会って感じた印象です。ジプシーとかそんな感じですかね。
質問の時間が設けられたので、せっかくだから聞いてみました。
―どう行った経緯でそれぞれの場所に行くことになったのですか?
が、日出男さんは耳が遠くなっており、
なおかつ僕も少しおかしなテンションだったせいか、繰り返しているうちに段々聞き方が、
―なんで行ったんですか!?
みたいな質問になっていました。
それに対する日出男さんの返答↓
「そりゃあね、祭りが好きだからですよ!!」
もうね、この時の決定的な何かに満ちた顔が忘れられません。
ばぁーっ!と明るくなったんですよ。
この一言と表情に会いに来たんだなーって思いました。
御年96or97です。100まで生きるって会場で宣言してました。
ちなみにこの日の挨拶のツカミは「大分の神楽で神さまやってました」です。
今日はこの辺で。